アドヴァンが反発、第３四半期最終利益は２ケタ増益確保

　アドヴァン<7463.T>が反発、同社は５日寄り付き前、１７年３月期第３四半期累計（２０１６年４月～１２月）の連結決算を発表。売上高は１４６億１９００万円（前年同期比２．２％増）、最終利益は３０億２００万円（同１１．８％増）だった。

　住宅投資は分譲マンションが低調だが、超低金利や相続税改正などを背景に新設住宅着工戸数は総じてプラスに転じているほか、建築需要も民間工事を中心に引き続き底堅い。テレビコマーシャルなどによる広告宣伝費やショールームの改装などの先行投資にかかる費用増や、デリバティブ評価益の計上に伴う外形標準課税の増加などで、営業利益は減益ながら最終利益は２ケタ増益を確保しており、これを評価する買いが優勢となった。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置いており、売上高２１５億円（前期比１０．１％増）、営業利益６４億円（同４．３％増）、最終利益４４億円（同４０．７％増）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）