ＴＳテックが続伸、国内有力証券が目標株価を引き上げ◇

　テイ・エス　テック<7313.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券が６日付で、投資判断「アンダーウエート」を継続しつつ、目標株価を２２００円から２５００円へ引き上げたことが好材料視されている。

　同証券によると、会社計画の下方修正後の円安により堅調な株価形成となっているが、今後は中国事業リスクが意識される展開を予想するという。１７年３月期の業績は為替前提をドル１１０円など円安に変更することや、台数ミックスの向上を主因に、営業利益を３３５億円から３５５億円（会社計画３３０億円）に上方修正し、１８年３月期も同３５３億円から３８０億円へ引き上げた。ただ、主要客先であるホンダ<7267.T>の中国販売は前期比大幅増を持続しているが、中国は同社の営業利益の４割程度を占める最大の市場であり、今年末に期限を迎える小型車減税の動向には十分留意する必要があるとしている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）