三井造が３日続落、受注工事損失引当金繰入額計上で１８年３月期営業利益予想を下方修正

　三井造船<7003.T>が３日続落。前週末２８日の取引終了後、１８年３月期の連結業績予想について、営業利益を１６０億円から１００億円（前期比２０．４％増）へ、最終利益を７０億円から３０億円（同７５．４％減）へ下方修正したことが嫌気されている。なお、売上高は７０００億円（同４．３％減）で据え置いている。

　連結子会社で建設中のプラント工事について、設備の据え付け精度などについて客先から新たな要求を受けたほか、その工事手順も変更されたため、ほぼ完了していた据え付け工事を含めて、多くの部分で後戻り作業が発生。これに伴い追加要求や納期延長リスクなどで発生し得る損失として約１３２億円の受注工事損失引当金繰入額（売上原価）を計上することになったことが要因としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）