富フロンテックが昨年来高値更新、１７年３月期最終利益を上方修正

　富士通フロンテック<6945.T>が後場急伸し昨年来高値更新。この日の午後１時、１７年３月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高を１１２５億円から１１１０億円（前期比７．６％減）へ下方修正した一方、最終利益を３４億円から３６億円（同１０．５％増）へ上方修正したことが好感されている。

　国内外で手のひら静脈認証システムの伸長などがあるものの、中国および欧州市場向けメカコンポーネントが減少する見込みから売上高の見通しを引き下げた。ただ、第３四半期累計までの業績進捗や直近の為替の状況などを踏まえて最終利益は引き上げている。なお、営業利益は６２億円（同１２．７％増）で据え置いた。

　あわせて発表した第３四半期累計の連結決算は売上高７９５億８９００万円（前年同期比６．０％減）、営業利益５２億４１００万円（同５７．０％増）、最終利益３４億６４００万円（同６２．０％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）