山一電機が急伸、９月中間期営業利益の計画上振れ着地と株主優待制度新設を発表

　山一電機<6941.T>が急伸。前週末４日の取引終了後に発表した第２四半期累計（４～９月）連結決算は、売上高１２９億９９００万円（前年同期比９．６％減）、営業利益１４億６７００万円（同２３．６％減）と大幅減益となったが、従来予想の営業利益１１億８０００万円を上回ったことが好感されている。

　自動車関連向け半導体投資の好調などを受けて、半導体向け検査用のバーンインソケット製品やテストソケット製品は堅調に推移したものの、急速な円高が響いたという。なお、１７年３月期通期業績予想は、売上高２６０億円（前期比３．１％減）、営業利益２１億５０００万円（同２６．２％減）の従来予想を据え置いている。

　また、株主優待制度の新設を発表しており、これも好材料視されているようだ。３月３１日時点で１０単元（１０００株）以上を１年以上継続して保有する株主に対して、一律でクオカード２０００円分を贈呈するとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）