アバール、今期最終を2.5倍上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も140円増額

　アバールデータ <6918> [東証Ｓ] が11月17日大引け後(18:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の16.4億円→40.8億円(前期は14.9億円)に2.5倍上方修正し、増益率が9.9％増→2.7倍に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の最終利益も従来予想の7.4億円→31.9億円(前年同期は7.7億円)に4.3倍増額し、一転して4.1倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の94円→234円(前期は85円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　投資有価証券の売却による特別利益の計上により、当期純利益が前回予想を上回る見通しであることから、通期個別業績予想を修正いたします。なお、詳細につきましては、本日別途公表しております「特別利益(投資有価証券売却益)に関するお知らせ」をご参照ください。

　当社は株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要施策の一つと考え、安定的な配当にも考慮しつつ、各期の業績に応じた利益の配分を基本方針としております。そして2025年3月期までの３ヶ年経営指標としても掲げているように、配当性向35％を基本とした水準で株主の皆様への成果配分を行ってまいりました。なお特殊な要因により利益が大きく変動する場合等には、別途その影響を考慮して配当額を決定しております。このような方針のもと、期末の配当予想につきましては既述の業績予想修正並びに株主の皆様への利益配分の基本方針を考慮した上で、2022年11月11日に発表した期末配当予想の48円を188円に修正し、第２四半期実績の46円とあわせ年間配当予想を上記のとおり234円に修正いたします。