ノジマが急反騰、ニフティのコンシューマー向け事業譲受と自社株買いなど発表◇

　ノジマ<7419.T>が急反騰。１月３１日の取引終了後、富士通<6702.T>による子会社ニフティの再編に伴い、ニフティのコンシューマー向け事業を譲受すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。

　富士通ではニフティのＩＳＰを中心とするコンシューマー向け事業を吸収分割の手法により４月１日付で新設する１００％子会社に継承。ノジマが同新会社の全株式を取得するという。取得価額は２５０億円で、１７年３月期業績への影響は軽微としている。

　また、あわせて自社株買いも発表しており、これも好材料視されているようだ。上限を２００万株（発行済み株数４．０７％）、または３５億円としており、取得期間は２月１日から来年１月３１日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策（役職員に割り当てているストックオプションの行使に備えるなど）の遂行を図るためとしている。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）連結決算は、売上高３１８２億９８００万円（前年同期比４．２％減）、営業利益９４億９９００万円（同３．５％減）、純利益６３億９０００万円（同１３．２％減）だった。

　１７年３月期通期業績予想は、売上高４５８５億円（前期比０．８％増）、営業利益１６０億円（同９．６％増）、純利益１０２億円（同２２．９％減）の従来予想を据え置いている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）