富士通が３日続伸、「京」超える新スパコン開発を受注

　富士通<6702.T>が３日続伸。１０日の取引終了後、東京大学（東京都文京区）と筑波大学（茨城県つくば市）が共同運営する、「最先端共同ＨＰＣ基盤施設（ＪＣＡＨＰＣ）」に導入される「メニーコア型大規模スーパーコンピュータシステム」を受注したと発表。「京」を超える国内最高性能のスーパーコンピュータとなる見込みとしており、これを好材料視した買いが入っている。

　新スーパーコンピュータシステムは、富士通のＰＣサーバ「ＦＵＪＩＴＳＵ　Ｓｅｒｖｅｒ　ＰＲＩＭＥＲＧＹ（プライマジー）」の次期モデル８２０８台で構成されるＰＣクラスタシステム。ＣＰＵには、「次世代Ｉｎｔｅｌ　Ｘｅｏｎ　Ｐｈｉ　Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ」を採用し、総理論演算性能は２５ペタフロップスと「京」の２倍以上の速度で計算できる見通し。なお、１６年１２月からの全系稼働を予定しているという。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）