日本電産が１３年３月期業績の下方修正、配当予定の引き下げ、自社株買いを発表 主力製品需要の急減で経常８２．３％減益へ

日本電産<6594.OS>が２４日引け後に１３年３月期連結業績の下方修正と配当予定の引き下げ、自社株買いを発表した。売上高は前回予想の７２００億円から６９００億円（前期比１．１％増）に、経常利益は７１０億円から１２５億円（同８２．３減）に減額し、経常利益横ばいから、大幅経常減益見通しとした。主力事業のパソコン、デジタルカメラ、液晶パネル製造装置関連製品が、第３四半期半ば以降急激な需要減少となり、第４四半期も厳しい状況が想定され、売上高が前回予想を大きく下回って推移していることや、第４四半期に構造改革およびその他調整関連費用を計上することが要因だ。また、３月期末配当を前回予定の５０円から３５円に減らし、年９５円配当から年８０円配当（前期は年９０円配当）に引き下げる。同時に自社株買いも発表した。取得株数は上限３００万株で自己株式を除く発行済み株式総数の２．２１％に相当。上限金額は２００億円。取得期間は１月２５日から来年１月２４日まで。



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）