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【買い】フロイント産業(6312):後発薬需要から上場来高値更新も期待の銘柄◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2017/07/31 17:50

後発薬需要から上場来高値更新も期待の銘柄

業種:機械
時価総額:290億円
PER:19.4倍
PBR:2.26倍

【主力事業の進捗と中期計画】
医薬品や食品の製剤化機械が主力で、増粒装置では国内トップ。医薬品添加剤や食品品質保持剤等も扱い化成品部門の機能性添加剤が不調も、機械部門でジェネリック向けが引き続き好調な模様。17年2期1Qは、大幅増収増益で、18年3期から新中期計画をスタートし、22年2期の売上高300億へ向け邁進中で、ジェネリック医薬品市場は拡大も、薬価引き下げが顕在化しているが、設備投資抑制の可能性もあるが、業績好調の予想だ。

【主力経済紙で取り上げられたことが刺激材料となり大幅高に】
記事では「造粒・コーティング装置で国内シェア約7割、世界シェアでもおよそ3割を占める、製薬会社にとって欠かせぬパートナーがジャスダック上場のフロイント産業だ」と掲載され、薬の有効成分をくるみ最適な形状に仕上げる同社の造立技術などを紹介している。中期的な目標計画も策定しており、同社への注目は一時的なものでは無そうだ。

【ジェネリック薬の需要から好調な業績推移】
業績は政府主導によるジェネリック薬促進の追い風を受け、前期は4期ぶりに経常最高益を達成し、今期も前期比0.1%増の21億円と連続最高益更新を目指している。効果が同じで、価格が安くなる後発医薬品の需要もあり、同社の業績は好調だ。今後もジェネリック薬の需要は続くと思われる事から、業績寄与に期待したい。

【インドで組み立て工場・技術センター開設も検討】
造粒・コーティング装置拡販へ重点拠点に、今後は中国を含めた海外深耕が先務に。また今後は産業用粉体装置を育成していくと表明しており、業績への寄与も期待される。

ジェネリック医薬品の時代需要を背景に錠剤用印刷機が業績の好調さを索引している同社。海外への展開、拠点の開設予定もあり、さらなる成長も見込めるのではないか。今後も同社の展開に注目したい。
配信元: 達人の予想
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