レオン、前期経常を45％上方修正、配当も2円増額

　レオン自動機 <6272> が5月7日大引け後(16:45)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の11.2億円→16.2億円(前の期は29.3億円)に44.8％上方修正し、減益率が61.8％減→44.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.5億円の赤字→4.4億円の黒字(前年同期は10.1億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の15円→17円(前の期は22円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社グループの売上高は、食品加工機械製造販売事業において、食品成形機、製パンライン等の需要が予想以上に回復したこと、修理その他の売上が増加したことにより前回の予想を上回る見込みとなりました。営業利益は、コスト削減及び経費節減に取り組んだことにより、前回予想を上回る見込みとなりました。また、期末にかけて想定以上に円安が進行したことにより、経常利益も前回予想を上回る見込みとなりました。

　当社グループは、株主の皆さまに対する利益還元を最重要政策として位置付けており、将来にわたる事業展開のための内部留保の充実などを総合的に勘案し、株主の皆さまには、連結配当性向30％を目標とする配当を通じて業績に応じた利益還元を行うことを基本方針としております。当期は、上記の業績予想の修正を踏まえ、期末配当予想を前回予想に対し２円増配の10円とし、年間配当17円（中間配当　７円、期末配当　10円）に修正させていただきます。（注）上記に記載した予想数値は、当社が現在入手している情報に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。