マルマエ、上期経常を32％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も8円増額

　マルマエ <6264> が2月9日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。22年8月期第2四半期累計(21年9月-22年2月)の経常利益(非連結)を従来予想の8.9億円→11.7億円(前年同期は4.2億円)に32.2％上方修正し、増益率が2.1倍→2.8倍に拡大し、従来の4期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
　なお、通期の経常利益は従来予想の17.8億円(前期は12億円)を据え置いた。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の18円→22円に増額し、下期配当も従来計画の18円→22円に増額修正した。年間配当は44円(前期は24円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年８月期第２四半期累計期間につきましては、半導体分野の市場が好調に推移したことと、ＦＰＤ分野におきましても市場が当初想定以上に好調であったこと、その他分野におきましても太陽電池製造装置向けの受注が想定以上にあったことなどから、売上高見通しを3,900百万円に修正いたしました。　損益面につきましては、売上高の増加に加え、変動費の比率が低い受注が増えたことで、当初想定よりも材料費と外注費が低くとどまること、また、生産能力拡大により在庫が増加傾向であることなどから、営業利益は1,184百万円、経常利益は1,177百万円、当期純利益は836百万円と見通しを修正いたしました。　なお、通期見通しにつきましては、足元の好調な市場環境が継続する見通しである一方、顧客メーカーにおいて半導体等の部材不足によって組立の遅延が発生するなど不確定な要素が存在することから現時点では据え置きといたしました。ただし、部材不足は当期第１四半期から一定程度は発生しており、今回の第２四半期業績予想には織り込んでおります。

　　当社は、株主への利益還元につきましては、重要な経営課題と認識しており、長期的な視野に立った投資の実施とともに、経営成績及び財務状況を勘案しつつ、配当による株主への利益還元に努める方針とし、中期事業計画の期間中において配当性向の目標を30％以上、最低配当額を年額１株当たり10円としております。　そのような方針下におきまして、前項の2022年８月期第２四半期累計期間の業績予想の修正と好調な市場環境が継続している状況から、当期（2022年８月期）の配当予想を、前回予想（2021年10月８日発表）の第２四半期末配当を１株当たり18円から22円へ増配し、また、期末配当も１株当たり18円から22円の見込みへと修正することといたしました。これにより、中間配当金を含めた当期の年間配当金は１株当たり44円（うち中間配当金22円）とすることを予定しております。　なお、期末配当につきましては、2022年11月下旬に開催予定の第35期定時株主総会に付議する予定であります。