ＮＰＣは一時２３％高、原価低減努力など奏功し１７年８月期営業利益予想を上方修正

　エヌ・ピー・シー<6255.T>が急騰して一時、前日比４９円（２３．３％）高の２５９円まで買われ、年初来高値を更新している。１１日の取引終了後、１７年８月期の連結業績予想について営業利益を４億７７００万円から５億６１００万円（前期比４．８倍）へ、純利益を１億２８００万円から２億５２００万円（前期１億２２００万円の赤字）へ上方修正したことが好感されている。

　装置関連事業で一部大型案件の売り上げ計上時期が来期にずれ込む見込みとなったため、売上高は５２億６１００万円から４８億２８００万円（同２０．８％増）へ下方修正したが、装置関連事業、環境関連事業ともに原価低減努力や営業努力を進めたことや、収益性の高い案件を計上したことが寄与し、利益は上振れする見通しだ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年９月～１７年５月）決算は、売上高３８億９４００万円（前年同期比４．５倍）、営業損益７億２７００万円の黒字（前年同期４億３８００万円の赤字）、最終損益４億４６００万円の黒字（同４億９００万円の赤字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）