1,898円
石川製作所のニュース
■石川製 <6208> 1,580円 (+300円、+23.4%) ストップ高
石川製作所 <6208> [東証S]がストップ高。8日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比17.7%増の160億円、営業利益を同2.4倍の6億2000万円と発表。配当予想は10円と30期ぶり復配の方針も示しており、これが好感された。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比8.0%増の135億9800万円、営業利益が同22.4%増の2億5300万円だった。機雷や航空機用電子機器を手掛ける 防衛機器部門が堅調だったほか、段ボール製函印刷機などを製造販売する紙工機械部門が伸び全体を牽引した。
■コーセー <4922> 9,868円 (+1,500円、+17.9%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。コーセー <4922> [東証P]がストップ高。高価格帯ブランドの化粧品で消費者ニーズを捉え、百貨店や化粧品専門店をはじめ、コンビニや通信販売など幅広い販売チャンネルを持つ。足もとの業績は好調を極めており、24年12月期営業利益は前期比25%増の200億円を見込む。8日取引終了後に発表した24年1-3月期決算は営業利益が前年同期比36%増の79億200万円と大幅な伸びを達成した。国内では百貨店や化粧品専門店向けに「雪肌精」などが好調で業績押し上げ効果をもたらし、米国では子会社のタルト社が高い商品シェアで収益に貢献している。進捗率から通期業績の上方修正も視野に入り、上値を見込んだ大口資金が流入した。
■GMOテック <6026> 6,700円 (+1,000円、+17.5%) ストップ高
GMO TECH <6026> [東証G]がストップ高。8日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想の上方修正を発表した。今期の売上高予想は72億円(前期比15.1%増)、最終利益は6億4000万円(同57.9%増)に見直した。従来の見通しから売上高で4億円、最終利益で1億4000万円増額修正する。年間配当予想は64円62銭増額し、293円06銭(同108円58銭増配)に引き上げた。これらをポジティブ視した買いが集まったようだ。アフィリエイトサービスで、粗利率の高い直販案件の積み上げが収益を押し上げる。AIを活用した効率化によるコスト削減効果も見込む。あわせて発表した第1四半期(1-3月)の売上高は、前年同期比37.0%増の18億7400万円、最終利益は同72.0%増の1億9400万円だった。
■グローバル社 <3271> 541円 (+80円、+17.4%) ストップ高
THEグローバル社 <3271> [東証S]がストップ高。8日の取引終了後、24年6月期の年間配当予想を9円増額し、27円(前期は無配)とすると発表。前日8日終値ベースで配当利回りは5.8%台に上り、これに着目した買いが集まったようだ。業績予想も修正した。特定目的会社から配当金21億400万円を受領。一部プロジェクトの売却時期を来期以降に延期することとしたことなどを理由に、24年6月期の売上高予想について137億4300万円減額し270億2500万円(前期比36.3%減)に下方修正した一方、最終利益予想は4億9500万円増額し、24億9800万円(同43.1%増)に引き上げた。更に、同社は配当方針も変更し、これまで20%以上としていた配当性向のメドを30%以上に見直した。
■住友電設 <1949> 3,825円 (+510円、+15.4%)
東証プライムの上昇率2位。住友電設 <1949> [東証P]が5日ぶり急反騰。同社は9日午後1時ごろ、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比15.6%増の145億円としていることや、年間配当計画を前期比8円増配の114円としていることが好感されたようだ。売上高は同7.8%増の2000億円を見込む。人件費の上昇や資機材価格の高止まりといった懸念材料はあるものの、データセンターなどデジタル関連の工事が伸長するとみている。
■川重 <7012> 5,607円 (+700円、+14.3%) ストップ高
東証プライムの上昇率3位。川崎重工業 <7012> [東証P]がストップ高。9日、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の売上収益は前期比21.7%増の2兆2500億円、最終利益は同3.1倍の780億円を見込む。最終利益は2期ぶりに過去最高益を更新する計画。加えて、前期の年間配当を従来の予想から10円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比90円増配の140円とした。大幅な増益・増配計画をサプライズ視した買いが集まった。航空宇宙システム部門でPW1100Gエンジン関連の損失の反動が出る。防衛省や米ボーイング
■USS <4732> 1,345円 (+166.5円、+14.1%)
東証プライムの上昇率4位。ユー・エス・エス <4732> [東証P]が4日ぶり急反騰。8日の取引終了後、27年3月期までの株主還元方針を策定したと発表した。連結配当性向を55%以上とする従来の方針に、総還元性向を80%以上とする新たな方針を追加し、自己株の取得規模や時期については決定次第、速やかに開示するとした。同時に25年3月期の連結業績予想を公表。今期の最終利益は前期比6.4%増の350億円と、前期に続き最高益を更新する見通しを示したほか、実質増配計画もあって、買いを誘う格好となった。今期の売上高は前期比4.4%増の1019億円を見込む。中古車輸出市場は堅調に推移すると想定。オークション市場における出品台数も緩やかに回復すると予想する。同社は24年3月期の配当を2円30銭増額。年間配当は75円40銭(前の期比7円90銭増配)となる。同社は4月1日付で1対2の株式分割を実施している。25年3月期の年間配当予想は、株式分割後ベースで40円20銭。株式分割前の水準では80円40銭となり、実質増配を計画する。
■アルプス物流 <9055> 4,350円 (+535円、+14.0%)
東証プライムの上昇率5位。アルプス物流 <9055> [東証P]が6日続急騰。東京証券取引所は9日、同社の株式売買を同日午後1時12分から停止すると発表した。理由は「公開買付に関する報道の真偽等の確認のため」としている。
■長瀬産 <8012> 3,064円 (+364円、+13.5%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率6位。長瀬産業 <8012> [東証P]が続急騰、一時ストップ高となった。8日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比4.4%増の9400億円、営業利益を同19.2%増の365億円と発表。配当予想も前期比5円増の85円を見込んでおり、これを好感した買いが膨らんだ。想定為替レートは1ドル=148円、1元=20円とした。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比1.4%減の9001億4900万円、営業利益が同8.2%減の306億1800万円だった。塗料原料や電子業界向け原料、OA・ゲーム機器業界向け樹脂の販売減などが響いた。あわせて、取得上限550万株(自己株式を除く発行済み株数の4.82%)、または100億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は5月9日から10月31日まで。加えて5月31日付で300万株の自社株消却を行う。更に株主還元方針の変更を明らかにし、新たに総還元性向100%とする方針を打ち出した。
■ダイダン <1980> 3,100円 (+346円、+12.6%)
東証プライムの上昇率7位。ダイダン <1980> [東証P]が急反騰。3000円の大台に乗せ、1992年以来の高値圏に浮上した。9日午後2時、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比26.6%増の2500億円、最終利益は同21.1%増の110億円を計画する。年間配当は実質増配の予想としたほか、中期経営計画で業績拡大とともに株主還元に向けて取り組む姿勢を示しており、ポジティブサプライズとなった。今期の完成工事高は前期の受注による繰越工事の確保により過去最高となる見込み。完成工事高の大幅な増加を背景に、過去最高益を見込む。中期経営計画では27年3月期に売上高2600億円、営業利益160億円(25年3月期見通しは150億円)に伸ばす目標を掲げたほか、配当性向を40%以上、DOE(株主資本配当率)は4.0%を下限とする方針を示した。政策保有株式の縮減も目指す。25年3月期の年間配当予想は104円。前期は1対2の株式分割を考慮したベースで年間75円50銭となり、実質的な増配となる。
■コメ兵HD <2780> 4,185円 (+465円、+12.5%)
コメ兵ホールディングス <2780> [東証S]が3日ぶり急反騰。同社は9日午後2時ごろ、24年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の72億円から74億5200万円(前の期比44.2%増)に引き上げた。売上高予想も1060億円から1194億5900万円(同38.7%増)に上方修正。ブランド・ファッション事業の売り上げが好調に推移したことなどが寄与した。
■ネットワン <7518> 2,961円 (+299.5円、+11.3%)
東証プライムの上昇率9位。ネットワンシステムズ <7518> [東証P]が4日続急騰。同社は5月8日大引け後(15:30)に決算を発表、24年3月期の連結経常利益は前の期比7.3%減の191億円になったが、従来予想の161億円を上回って着地し、25年3月期は前期比8.6%増の208億円に伸びを見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。同時に、前期の年間配当を74円→77円(前の期は74円)に増額し、今期も前期比9円増の86円に増配する方針とした。
■スクロール <8005> 1,000円 (+91円、+10.0%)
スクロール <8005> [東証P]が急反騰。8日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比15.1%増の42億円を見込む。年間配当予想は同6円増配の48円とした。配当利回りは足もとで4.7%台とあって、増益予想とともに評価されたようだ。今期の売上高は同0.2%増の800億円を見込む。ソリューション事業の領域拡大を進め、中期的な成長を図る方針。24年3月期の売上高は前の期比1.5%減の798億2600万円、最終利益は同12.5%減の36億4900万円だった。
■ファンケル <4921> 2,017円 (+180.5円、+9.8%)
ファンケル <4921> [東証P]が急反発。8日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示。今期の最終利益は前期比13.2%増の100億円と、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示し、好感されたようだ。売上高は同6.9%増の1185億円を計画する。化粧品関連事業ではファンケル化粧品においてマーケティング投資を実施し新規顧客の獲得を図るほか、アテニア化粧品では新商品や商品のリニューアルにより売り上げ拡大を図る。海外では中国の越境ECの継続的な成長を見込むほか、一般貿易販売も開始する。栄養補助食品関連事業でもブランディング・商品育成を図る。同時にファンケルは中期経営計画も公表した。27年3月期に売上高を1330億円、営業利益を190億円(25年3月期見通しは145億円)に伸ばす目標を掲げている。
■メイテックG <9744> 3,255円 (+291円、+9.8%)
メイテックグループホールディングス <9744> [東証P]が3日続急伸。9日午前11時半、24年3月期の連結決算と、25年3月期の業績・配当予想を発表した。同社は前期の期末配当を7円増額したうえで、今期の年間配当予想は創業50周年の記念配当30円を含めて188円(前期比74円増配)とした。大幅な増配計画を打ち出し、投資家の関心を集めたようだ。25年3月期の売上高は前期比4.5%増の1327億円、最終利益は同2.0%減の121億円を見込む。4月新卒入社数が前年を下回ったことなどを背景に、増収率は鈍化すると想定。税負担軽減効果が消失する影響もあって、最終減益を計画する。
※9日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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