高松機械が大幅続伸、１８年３月期４８％営業増益見通しと自社株買いを発表

　高松機械工業<6155.T>が大幅続伸。９日の取引終了後に発表した１８年３月期の連結業績予想が、売上高２０１億５７００万円（前期比１８．７％増）、営業利益１３億８６００万円（同４７．８％増）、純利益９億７６００万円（同３３．８％増）と大幅増益を見込むことが好感されている。

　主力の工作機械事業で、国内では自動車や半導体装置、航空機関連からの需要が継続的に見込まれることに加えて、中国工作機械需要の回復色が強まると予想しており、業績を押し上げる見通し。また、前下期から半導体関連の大型案件が継続的に業績に寄与したＩＴ関連製造装置も復調が続くもようだ。

　なお、１７年３月期決算は、売上高１６９億８１００万円（前の期比９．８％減）、営業利益９億３８００万円（同４６．１％減）、純利益７億３０００万円（同４０．４％減）だった。

　同時に、２２万株（発行済み株数の２．００％）、２億３０００万円を上限とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されているようだ。取得期間は５月１０日から１２月２９日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）