ヒューマン・メタボが４連騰、「医薬品卸売販売業」の許可を取得

　ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090.T>が４連騰。２３日の取引終了後、１００％子会社ＨＭＴバイオメディカルが、５月２２日付で横浜市から「医薬品卸売販売業」の許可証を受領したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　ＨＭＴバイオメディカルは、大うつ病性障害の血液バイオマーカー（ＰＥＡ）をはじめとするバイオマーカー事業を新たな収益源として確立するために昨年１月に設立。今年２月には「体外診断用医薬品製造販売業」の許可を取得し、体外診断用医薬品の製造を「体外診断用医薬品製造業許可」を持つ企業へ委託することや委託先で製造した体外診断用医薬品を販売することなどが可能となっていたが、今回、「医薬品卸売販売業」の許可を取得したことで、グループが開発する体外診断用医薬品を同社から直接医療機関等へ販売することが可能となるという。

　これにより、同社グループのバイオマーカーが体外診断用医薬品として薬事法上の承認を得た場合には、同体外診断用医薬品を使用した検査を希望する病院やクリニック、臨床検査センターなどへの幅広い医療機関へ、直接提供することが可能となる。なお、同件による１８年３月期業績への影響は軽微としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）