キャリアリンクがＳ安ウリ気配、１８年２月期は３割近い営業減益へ

　キャリアリンク<6070.T>がストップ安水準である５１０円ウリ気配となっている。前週末１４日の取引終了後に発表した１８年２月期の単独業績予想で、売上高１９０億５６００万円（前期比３．２％増）、営業利益７億９００万円（同２９．１％減）、純利益４億６７００万円（同２７．２％減）と３割近い営業減益を見込んでいることが嫌気されている。

　金融関連や他の民間企業向けＢＰＯ案件および製造技術系案件の受注増が見込まれるため、売上高は伸長する見通し。ただ、既存の民間企業向けＢＰＯ大型プロジェクト案件の１つで業務処理量が減少し、また、官公庁向けマイナンバー関連案件および臨時給付金関連案件の受注高が減少する見通しであるほか、新規受注案件の利益率が、受注高が減少する既存ＢＰＯ大型案件の利益率には及ばない見込みであることなどが利益を圧迫するとしている。

　なお、１７年２月期決算は、売上高１８４億５９００万円（前の期比１１．２％増）、営業利益１０億円（同４．３％増）、純利益６億４２００万円（同８．６％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）