エイチワン、今期税引き前を一転黒字に上方修正

　エイチワン <5989> が11月4日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前損益は10.8億円の赤字(前年同期は17.9億円の黒字)に転落した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の5億円の赤字→9億円の黒字(前期は26.5億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前利益は前年同期比2.3倍の19.8億円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結税引き前利益は前年同期比2.6倍の17.2億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.9％→4.2％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年３月期は新型コロナウイルスの影響により中国を除く地域で自動車フレームの販売が前期に比べて大幅に減少することを見込んでおりますが、第２四半期連結累計期間の業績を踏まえるとともに下期における生産量の回復や生産コストの改善などを勘案し、売上収益、営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益を修正いたします。なお、下期の為替レートは、１ドル＝105円を前提としております。