新日鉄住金など鉄鋼株は値上がり率トップ、出遅れ景気敏感株への見直し買いも◇

　鉄鋼株が急伸。新日鉄住金<5401.T>やジェイ　エフ　イー　ホールディングス<5411.T>はともに一時前日比５％を超す上昇を記録。業種別の値上がり率では鉄鋼がトップとなっている。全体相場が上昇基調を強めるなか、出遅れの景気敏感株である鉄鋼株に見直し買いが流入している。また、ＳＭＢＣ日興証券は１日、鉄鋼セクターの業種格付けを「弱気」から「中立」に引き上げた。

　中国の景気失速懸念は後退しており、鋼材市場の需給悪化は避けられるとみている。また、鉄鋼の原料となる鉄鉱石や原料炭の市況は軟化傾向が続いていることも好材料。さらに、新日鉄住金が国内鋼材価格の値上げに挑んでいることも前向きに評価している。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）