日カーボンが続急伸、低位株人気に乗り投機資金の攻勢加速

　日本カーボン<5302.T>が続急伸で株価を７月２７日以来、約２カ月半ぶりに２００円台に乗せてきた。

　全般相場が底上げムードとなるなか、出遅れている低位株にリターンリバーサルの買いが流入している。ここ急動意する銘柄には株価の位置が低位であることに加え、ＰＢＲが割安に放置されている銘柄にスポットが当たっている。そのなか、同社は年間配当５円で配当利回りが２．５％を超えているにもかかわらず、ＰＢＲが０．７倍と見直し余地が大きく、投機資金の攻勢が加速している。同社は電気自動車（ＥＶ）向けなどで、世界的に需要拡大が加速傾向にあるリチウムイオン電池の材料として、高い容量と優れた特性を持つ負極材を手掛けており、関連有力株としてもマークされている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）