＜みんかぶ・個人投資家の予想から＞＝「売り予想数上昇」１位に朝日ラバー

　「みんなの株式」が集計する「個人投資家の予想（最新４８時間）」の１６日１２時現在で、朝日ラバー＜5162.T＞が「売り予想数上昇」で１位となっている。

　１６日の東京株式市場で、朝日ラバーの株価は前週末ストップ（５００円）高の２５５０円まで買い進まれている。
　 同社の分子接着技術を応用したマイクロ流体デバイスに注目が集まっており、値動きの軽さから短期資金を巻き込んで連騰している。
　分子接着技術とは、ゴムとゴム、ゴムと樹脂、ゴムと金属、ゴムとガラス、ゴムとセラミックなど、ゴムと異なる素材とを、化学結合により強固に接着する技術で、従来の接着技術（結合形態）と比較して、接着強度は大きく、耐熱性・耐溶剤性があり、接液環境下の使用においても接着力が低下しないというメリットがあるという。９月３日から５日まで幕張メッセで開催された「ＪＡＳＩＳ２０１４　先端診断イノベーション」にも出展されたことから、注目を集めたもようで、下期から予定されている量産に向けての期待も高まっている。
　ただ、株価は８月下旬以降急上昇を続けている。株価上昇の基点となる８月２２日の終値３５５円から、きょうの高値２５５０円まで、７．１倍と一段と騰勢を強めていることから、高値警戒感も強まっており、これが売り予想数の上昇につながっているようだ。

朝日ラバーの株価は１３時４０分現在２５５０円（△５００円）カイ気配


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）