フマキラーは堅調、虫よけ成分を高濃度に配合した製品の開発に着手

　フマキラー<4998.T>は堅調。同社はこの日、国内で多く使われている虫よけ有効成分「ディート」や、世界５４カ国以上で愛用されている「イカリジン」を、従来の人体用虫よけ剤よりも高濃度に配合した製品の開発に着手したことを発表した。今回の開発は、厚生労働省より６月１５日付で発出された高濃度の有効成分を含有する製品について製造販売承認の迅速審査を行うとの通知に伴うもの。一昨年に６９年ぶりに国内感染が認められたデング熱や、今夏のオリンピック開催地であるブラジルなどで猛威を振るっているジカ熱など、ヤブ蚊（ヒトスジシマカ）が媒介する感染症の脅威の世界的な高まりが背景にある。同社では、１日でも早い製品化を実現するべく全力を挙げて取り組む方針。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）