タカラバイオが反発、第１四半期は７０．８％営業増益

　タカラバイオ＜4974.T＞が５日ぶり反発。２９日の取引終了後、１６年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算を発表。売上高は５７億６１００万円（前年同期比２０．５％増）、営業利益は１億１１００万円（同７０．８％増）、最終損益は３６００万円の赤字（前年同期１８００万円の黒字）だった。主力の研究用試薬の売上高が円安の影響もあり、前年同期比で大きく増加、受託サービスなども好調に推移している。繰延税金資産の計上が認められなくなったことの影響などにより、法人税などの合計が２億４５００万円となり、これが最終赤字に影響している。
　通期業績は売上高２８３億円（前期比９．０％増）、営業利益２３億５０００万円（同２．１％増）、最終利益１５億円（同５５．６％増）と従来見通しを据え置いた。

タカラバイオの株価は９時５分現在１３５３円（△１８円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）