タカラバイオがＴＣＲ遺伝子治療の医師主導治験による治験計画届を提出

　タカラバイオ<4974.T>はこの日の取引終了後、ＴＣＲ遺伝子治療（ＮＹ－ＥＳＯ－１・ＴＣＲ遺伝子治療）の第１相臨床試験（医師主導治験）を実施するため、医薬品医療機器総合機構（ＰＭＤＡ）に再生医療等製品としての治験計画届を提出したことを発表した。
　同社はＴＣＲ遺伝子治療技術を用いた癌治療薬の商業化を目指し、三重大学・珠玖洋教授らのグループと共同で開発を進めており、今回の治験計画届提出もその一環。三重大学などでは、１４年よりＭＡＧＥ－Ａ４抗原陽性の固形癌を対象としたＴＣＲ遺伝子治療（ＭＡＧＥ－Ａ４・ＴＣＲ遺伝子治療）の第１相臨床試験（医師主導治験）を行っている。今回、ＭＡＧＥ－Ａ４・ＴＣＲ遺伝子治療とは対象となる患者が異なるＮＹ－ＥＳＯ－１・ＴＣＲ遺伝子治療の治験を開始することにより、ＴＣＲ遺伝子治療の対象範囲が拡大する。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）