タカラバイオが３日続伸、ｉＰＳ細胞から心筋細胞の大量製造技術開発へ

　タカラバイオ<4974.T>が３日続伸。同社と京都大学ｉＰＳ細胞研究所などは３０日、新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）の助成を受けて、ｉＰＳ細胞を使った心筋細胞の大量製造技術の開発に着手すると発表、これが材料視されている。タカラバイオは同プロジェクトで開発した成果をもとに、１５年度中に心筋細胞の商用製造を開始することを目指し、これにより医薬品の副作用予測に利用される心筋細胞の市場は５年後に１００億円規模にまで成長するとみている。株価は前日、後場２時過ぎに短期資金が集中して急速人気化の経緯をたどっていたが、きょうもその余勢を駆って上値を指向する展開となっている。

タカラバイオの株価は９時８分現在１５９０円（△４０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）