ファンケルが一時１３％高、最終利益の上方修正と増配を発表

　ファンケル<4921.T>が一時１３．２％高の１６８６円まで買われており、１月４日につけた年初来高値１６９２円に急接近。２７日取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、最終利益を１９億円から６２億円（前期比１１．９倍）へ上方修正したことが好感されている。同社が保有する非上場有価証券２銘柄を売却するため。

　なお、売上高は１０２５億円（同１２．８％増）、営業利益は３０億円（同２．５倍）で据え置いた。また、中間・期末各１７円から特別配当１２円を加えて各２９円にし、年５８円にするとあわせて発表したことも材料視されている。

　同時に発表した第１四半期の連結決算は売上高２３４億８３００万円（前年同期比６．２％増）、営業損益１億１４００万円の赤字（前年同期６億３８００万円の黒字）、最終損益２億４１００万円の赤字（同４億６８００万円の黒字）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）