日本色材、今期経常を25％上方修正・最高益予想を上乗せ

　日本色材工業研究所 <4920> [ＪＱ] が1月13日大引け後(16:00)に決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比4.0倍の6.5億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の6.1億円→7.6億円(前期は4.1億円)に25.0％上方修正し、増益率が46.9％増→83.7％増に拡大し、従来の14期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億円→2.5億円(前年同期は3.9億円)に2.5倍増額し、減益率が73.3％減→34.4％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比6.5％増の1.4億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の7.4％→6.3％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　第３四半期連結累計期間における個別業績は、訪日外国人増加によるインバウンド需要、アジア・アセアン市場における日本製化粧品の需要拡大、更には旺盛な新製品関連の受注に加え、生産効率の改善等の諸施策が貢献したことなどを背景に、売上高、利益とも予想を上回る見通しであります。また、フランス連結子会社のTHEPENIER PHARMA INDUSTRIE S.A.S. におきましても、引き続き主力の医薬品の受注が堅調に推移する見込みであります。これらの業績動向を踏まえ、上記のとおり通期業績予想の見通しを修正いたします。（注）上記予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後発生する様々な要因により当該予想値と異なる結果となる可能性があります。