シダックスは小動き、１７年３月期は営業黒字３３億円予想も反応限定的

　シダックス<4837.T>が小動き。前週末２０日取引終了後、１７年３月期の連結業績予想を発表し、売上高は１５２０億円（前期比４．８％減）、営業損益は３３億円の黒字（前期７億７１００万円の赤字）と営業損益は黒字転換を見込むも市場の反応は限定的だ。

　低価格競争激化の流れが続き、主力のレストランカラオケ事業の売上高が前年を下回ることや、社員食堂の受託運営を行うコントラクトフードサービス、病院内職員食堂の受託運営を行うメディカルフードサービスでも苦戦する見通し。ただ、第２の柱であり、車両運行管理から施設運営管理まで一括業務受託するトータルアウトソーシング事業は訪日外国人旅行者をターゲットとして業務拡大を狙うほか、コンビニエンス中食事業も堅調を見込み業績を牽引する。

　なお、１６年３月期連結決算は売上高１５９７億７００万円（前の期比８．５％減）、営業損益７億７１００万円の赤字（前の期６億４７００万円の黒字）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）