リソー教育が急反落、第１四半期営業赤字拡大を嫌気

　リソー教育<4714.T>が急反落となっている。１０日の取引終了後に発表した第１四半期（３～５月）連結決算が、売上高４３億８８００万円（前年同期比８．０％増）、営業損益３億３２００万円の赤字（前年同期２億６００万円の赤字）、最終損益２億４４００万円の赤字（同１億４６００万円の赤字）となり、赤字幅が拡大したことが嫌気されている。

　主力のＴＯＭＡＳをはじめ、名門会（１００％プロ社会人家庭教師）、伸芽会（名門小学校受験・幼稚園受験指導）で想定通り生徒数が増加したほか、新規事業で長時間英才託児事業の「伸芽’Ｓクラブ」の生徒数が予想を超えるペースで伸びたことから売上高は伸長した。ただ、ＴＯＭＡＳで６校を開校するなど当初計画を上回るペースで新校を開設したことに加えて、オンライン英会話事業の４月からの本格稼働などに伴う先行投資が損益を悪化させた。

　なお、１８年２月期通期業績予想は、売上高２３１億円（前期比１１．２％増）、営業利益２４億２０００万円（同１８．０％増）、最終利益１４億円（同９．８％増）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）