日医工、前期売上を1％下方修正

　日医工 <4541> が5月13日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期の連結売上高を従来予想の1900億円→1880億円(前の期は1900億円)に1.1％下方修正し、減収率が横ばい→1.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結売上高も従来予想の1003億円→983億円(前年同期は985億円)に2.0％減額し、一転して0.2％減収計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上収益については、2021年2月1日に連結子会社とした日医工岐阜工場株式会社の売上寄与があったものの、エルメッド製品に関しての製造委託先での生産・出荷停止や自主回収による影響、2021年3月3日に開示いたしました「当社に対する行政処分について」に記載の通り、医薬品製造業及び医薬品製造販売業に対する行政処分を受けたことによる影響から、計画を下回る見込みとなり、前回予想の1,900億円から1,880億円に修正いたします。　コア営業利益につきましては、売上計画の未達、行政処分による富山第一工場の稼働停止による影響などにより、前回予想の30億円から9億円に修正いたします。　営業利益につきましては、上記割安購入益の計上がある一方で、上記減損損失、インフリキシマブバイオシミラー原薬在庫評価損の計上や自主回収に伴う回収費用発生などにより1億円に修正いたします。　親会社の所有者に帰属する当期利益につきましては、為替影響による差益計上がある一方で、上記繰延税金資産の取り崩しなどにより42億円の親会社の所有者に帰属する当期損失といたします。　（注）上記に記載した予想数値は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。