ダイトーケミ、今期経常を一転51％増益に上方修正、配当も2円増額

　ダイトーケミックス <4366> [東証２] が1月29日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比49.4％増の9.5億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の6億円→10億円(前期は6.6億円)に66.7％上方修正し、一転して50.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.7億円→5.7億円(前年同期は3.2億円)に3.3倍増額し、一転して78.5％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の9円→11円(前期は8円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比78.3％増の5.2億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の9.3％→13.4％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期通期連結業績予想につきましては、売上高は化成品事業の電子材料が好調に推移していることから、前回公表予想を上回る見込みとなりました。また、利益面におきましては、売上高の増加に加え、生産経費の削減等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前回公表予想を上回る見込みとなりました。

　　2021 年3 月期の期末配当予想につきましては、業績予想の修正、内部留保など総合的に勘案するとともに、株主の皆様のご支援にお応えするため、１株当たりの期末配当予想を前回発表予想の4 円から2 円増配し6 円とさせて頂く予定です。（注）上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績は今後さまざま　　　な要因により乖離することもありえますので、ご承知おきください。