ＮＲＩの第１四半期営業利益は２６％減、金融ＩＴソリューション事業が不振

　野村総合研究所<4307.T>の１５年３月期第１四半期（４～６月）の連結業績は売上高が前年同期比９．５％増の９６６億５８００万円、営業利益は同２６．５％減の７９億３９００万円、経常利益は同２９．８％減の８８億１２００万円、純利益は同６．９％減の７４億３５００万円と増収減益だった。コンサルティング事業などは堅調だったが、金融ＩＴソリューション事業は、複数の案件が外部委託費の追加発生で不採算となるなど不振だった。
　１５年３月通期業績予想は、売上高は４０００億円（前期比３．６％増）、営業利益は５３０億円（同６．４％増）と従来予想を据え置いたが、経常利益は５５０億円から５４５億円（同４．１％増）に減額した。また、有価証券売却益９０億円の計上により純利益は３５０億円から４４０億円（同３９．６％増）に増額修正している。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）