稀元素が続伸、ストップ高の余勢を駆って１年半ぶり上場来高値更新

　第一稀元素化学工業<4082.T>が続伸。前日に値幅制限上限のストップ高に買われたが、きょうも売り物をこなし上値追い継続、１５年１１月９日につけた高値５４７０円（株式分割修正値）を抜き、上場来高値更新となった。今週１３日に増配・株式分割・株主優待の充実など株主還元策を発表、これを好感する買いが続いている。

　東海東京調査センターは１４日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続でフォローしている。同調査センターでは一連の株主還元策について、「投資単位当たりの金額の引き下げおよび株式の流動性向上に有益であり、投資家層の拡大につながる」として評価している。なお、薄商いのなかも株価は急速に水準を切り上げており、日証金は１４日付で同社株を貸株注意喚起銘柄としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）