昭電工、前期経常を5％上方修正

　昭和電工 <4004> が2月9日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年12月期の連結経常損益を従来予想の820億円の黒字→865億円の黒字(前の期は439億円の赤字)に5.5％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の317億円の黒字→362億円の黒字(前年同期は7.4億円の赤字)に14.2％増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高はほぼ前回予想並みで推移している一方、営業利益は小幅改善となり、経常利益は円安傾向に伴う為替差益や持分法による投資利益等の小幅な改善により45億円程度の増益を見込んでおります。また、特別損益において2021年12月期に発生予定であった昭和電工マテリアルズセグメントの事業構造改善費用約85億円が来期に発生する見込みとなり、親会社株主に帰属する当期純損益については前回予想比130億円程度の増益となる見込みです。なお、配当につきましては期末配当として１株当たり65円とする予想を変更しておりません。