ＤＤＳが急騰、「ＥＶＥ ＭＡ」が地方自治体向けシステムの認証オプションに採用される

　ディー・ディー・エス<3782.T>が急騰している。３０日の取引終了後、同社の多要素認証ソリューション「ＥＶＥ　ＭＡ」が、Ｇｃｏｍホールディングス（福岡県福岡市）が開発する地方自治体向け住民情報システム「Ａｃｒｏｃｉｔｙ」の認証オプションとして採用されたと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。

　総務省やＩＰＡ（情報処理推進機構）では、相次ぐ標的型攻撃による個人情報漏洩への対策として、業務端末のネットワーク分離を推奨しており、なかでも地方自治体において個人番号利用事務を取り扱う端末では、安全性に優れた多要素認証の導入が急務となっている。今回のオプション採用はこうした流れを受けてのことで、国内１６０以上の地方自治体への導入実績を有する「Ａｃｒｏｃｉｔｙ」に、強靭性向上モデルに適合した多要素認証とシングルサインオンを可能とする「ＥＶＥ　ＭＡ」を組み合わせることで、地方自治体における情報セキュリティーの向上と利便性の向上を強力に推進することが可能となったとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）