ＳＨＩＦＴがワークスアプリと資本・業務提携、１７年８月期は２ケタ営業増益見通し

　ＳＨＩＦＴ<3697.T>がこの日の取引終了後、ＥＲＰパッケージ（基幹業務ソフトウエア）開発を手掛けるワークスアプリケーションズ（東京都港区）と、業務提携契約および資本提携に関して基本合意したと発表した。

　今回の提携は、ワークスアプリケーションズが有する、人工知能（ＡＩ）を活用したＥＲＰパッケージの開発技術やグローバルでの人材・経営資源と、ＳＨＩＦＴが有する品質保証ノウハウやワークスアプリ製品に対する知見と経営資源を活用し、これまで以上に品質保証分野における相互連携を強化するのが狙い。これにより、ワークスアプリのＡＩを活用したＥＲＰパッケージ製品「ＨＵＥ」の包括的品質保証や、「ＨＵＥ」の外販基盤（ＰａａＳ）開発における品質保証、さらに両社の海外拠点を主軸としたグローバル開発体制の整備などを行うとしている。また、ＳＨＩＦＴは、ワークスアプリ株式を第三者割当増資により引き受ける予定で、出資金額は３億６０００万円をメドとし、持ち分比率は１%未満となる見込みとしている。

　同時に発表した１７年８月期の連結業績予想は、売上高８４億９８００万円（前期比５４．２％増）、営業利益５億７５００万円（同１１．１％増）、純利益３億３１００万円（同７．７％増）を見込む。なお、１６年８月期連結決算は売上高５５億１１００万円（前の期比６７．６％増）、営業利益５億１７００万円（同６２．２％増）、純利益３億７００万円（同５７．６％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）