ブレインパッドが５日続落、１５年６月期営業利益の減益見通しを嫌気

　ブレインパッド<3655.T>が５日続落で年初来安値を更新。６月３０日の取引終了後、これまで非開示とし、「売上高と営業利益は１４年６月期を上回ると見込んでいる」とだけ明らかにしてきた１５年６月期の連結業績見込みについて、売上高２７億円（前の期比６．２％増）、営業利益１億５０００万円（同１７．０％減）、最終損益３７００万円の赤字（前の期６６００万円の黒字）になりそうだと発表しており、実質的に営業利益を下方修正したことから売られているようだ。
　既存案件の継続・拡大や新規案件の獲得が安定的に推移したことで増収を確保する見通しだが、第４四半期においてアナリティクス事業の売上高が想定を下回る見通しであることや、積極的な人材採用による人材採用費の増加などが利益を圧迫し減益となるという。この結果、第２四半期に計上した連結子会社および出資先に係る特別損失の影響を補えず、最終損益は赤字に転落する。

ブレインパッドの株価は１３時３８分現在９７２円（▼１８円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）