ラクトＪ、前期経常を一転7％増益に上方修正、配当も1円増額

　ラクト・ジャパン <3139> [東証２] が1月5日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。16年11月期の連結経常利益を従来予想の10.8億円→14.3億円(前の期は13.4億円)に32.5％上方修正し、一転して6.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.3億円→9.8億円(前年同期は7.1億円)に55.5％増額し、一転して37.4％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の31円→32円(前の期は30円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　平成28年11月期通期の業績につきましては、国際乳製品価格の低下や円高の進行により仕入価格が大幅に下落したことで当社主力商品である輸入乳原料及び輸入原料チーズに対する需要が高まり、販売数量が増加することとなりました。さらに当社の強みである世界中に有している優良なサプライソースのネットワークを駆使し、仕入コスト管理の徹底を行った結果、売上高は前回予想を上回り、さらに経常利益、当期純利益はともに前回予想を大幅に上回る見通しとなりました。これらのことから平成28年1月14日に公表した通期の業績予想を修正するものであります。

　前記の業績修正のとおり、当初予想利益を上回る見通しとなりました。株主の皆様には安定した配当の維持及び業績動向を勘案した結果、期末配当金につきましては、前回配当予想１株当たり31円から1円増額し、１株当たり32円へ修正いたします。＊上記の業績予想は、本資料作成の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。