決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】 … ファーマＦ、くら寿司、アインＨＤ (9月2日～8日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の水準から9日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.3　くら寿司 <2695>
　22年10月期の連結営業損益を従来予想の28.2億円の黒字→9億円の赤字(前期は26.7億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

▲No.4　Ｂガレージ <3180>
　23年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比8.5％減の2.5億円に減り、5-10月期(上期)計画の6億円に対する進捗率は42.4％にとどまり、5年平均の52.1％も下回った。

▲No.5　Ｒフィールド <2910>
　23年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比40.2％減の4.4億円に落ち込み、5-10月期(上期)計画の8.5億円に対する進捗率は5年平均の57.9％を下回る52.4％にとどまった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<9627> アインＨＤ 　　東Ｐ 　 -18.03 　　9/ 2　　　1Q　　　　7.86
<6535> アイモバイル 　東Ｐ　　 -8.39 　　9/ 7　本決算　　　　1.33
<2695> くら寿司 　　　東Ｐ　　 -6.37 　　9/ 6　　　3Q　　　111.69
<3180> Ｂガレージ 　　東Ｐ　　 -5.34 　　9/ 8　　　1Q　　　 -8.51
<2910> Ｒフィールド 　東Ｐ　　 -5.10 　　9/ 2　　　1Q　　　-40.21

<8917> ファースト住 　東Ｐ　　 -3.54 　　9/ 2　　　3Q　　　 -7.31
<9824> 泉州電 　　　　東Ｐ　　 -2.83 　　9/ 2　　　3Q　　　 59.67
<7605> フジコーポ 　　東Ｐ　　 -2.58 　　9/ 5　　　3Q　　　 23.77
<8842> 楽天地 　　　　東Ｐ　　 -2.34 　　9/ 7　　上期　　　138.55
<2163> アルトナー 　　東Ｐ　　 -0.32 　　9/ 8　　上期　　　 19.14

<9678> カナモト 　　　東Ｐ　　 -0.19 　　9/ 2　　　3Q　　　-15.56
<2929> ファーマＦ 　　東Ｐ　　 -0.14 　　9/ 6　本決算　　　　0.32

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした9日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース