サーラ、前期経常を45％上方修正

　サーラコーポレーション <2734> が12月26日大引け後(16:30)に業績修正を発表。16年11月期の連結経常利益を従来予想の21億円→30.5億円(前の期は39.3億円)に45.2％上方修正し、減益率が46.7％減→22.5％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の90.2億円→79.2億円(前の期は19.2億円)に12.2％下方修正し、増益率が4.7倍→4.1倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常損益も従来予想の14.9億円の赤字→5.4億円の赤字(前年同期は1.5億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高は、前回予想から大きな変更はない見込みです。利益面は、エンジニアリング＆メンテナンス事業において利益率の改善に取り組んだことや、ハウジング、アニマルヘルスケアの各事業が好調に推移したことなどにより、営業利益、経常利益は前回予想を上回る見込みです。一方、親会社株主に帰属する当社純利益は、「エネルギーサプライ＆ソリューションズ事業」及び「ホスピタリティ事業」において減損の兆候に該当している事業用資産について、事業環境の変化等を踏まえ、投資額の回収可能性を評価した結果、回収可能価額が帳簿価額を下回ったことから、帳簿価額を当該価額まで減損し、減損損失として特別損失に3,259百万円を計上することにいたしました。以上により、前回予想を下回る見込みです。