ヒューマン・メタボが３連騰、エムスリー子会社がうつ病バイオマーカーの提供を開始

　ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090.T>が３連騰。１０日の取引終了後、エムスリー<2413.T>子会社で、ゲノム・パーソナル医療の進展をサポートするＧ－ＴＡＣが、ヒューマン・メタボが開発した大うつ病性障害バイオマーカーに関して、医療機関向けの提供とプロモーションを開始したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。

　ヒューマン・メタボは、研究用途としてうつ病バイオマーカーを全国の医療機関に提供。一方のＧ－ＴＡＣは、エムスリーグループのマーケティング支援リソースを活用し、認知度向上、導入医療機関の拡大、販売の拡大を推進するという。９月に数施設での試験導入を開始し、１０月以降、Ｇ－ＴＡＣパートナーへ順次展開を予定しているという。

　同時に発表した第１四半期（４～６月）連結決算は、売上高９３００万円（前年同期比４．０％増）、営業損益１億９００万円の赤字（前年同期１億１３００万円の赤字）、最終損益１億２３００万円の赤字（同１億１２００万円の赤字）だった。なお、１７年３月期通期業績予想は、売上高８億１０００万円（前期比３．８％増）、営業損益２億７３００万円の赤字（前期７０００万円の赤字）、最終損益２億７９００万円の赤字（同７１００万円の赤字）を見込んでいる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）