【売り】㈱極楽湯（2340）2Qは増益に着地も、利益水準の低下で売り優勢に= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】㈱極楽湯（2340）

スーパー銭湯「極楽湯」の経営を行う企業。
1980年設立、本社所在地は東京都千代田区。

■注目理由
10月28日に決算を発表。
平成29年3月期第2四半期（平成28年４月１日～平成28年９月30日）の業績は、前年同期比で売上高△0.3％、経常損益は+43.8％となった。
通期計画に対する進捗率は5年平均の50.6％を上回る72.2％、直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の売上営業損益率は前年同期の△0.7％→0.1％に改善し、好調だ。

一方でチャートを見ると、1日は前日比△7％を超える大幅下落。
上記決算を受け、当期は増益に着地したものの、第1四半期の進捗率に比べ第2四半期の利益水準が低くなったことをマイナス視した売りが出ているようだ。（出典：2016年10月31日　Kabutanニュース）
株価の下落にともないボリンジャーバンドが拡張しているので、本格的な下降トレンドの前兆と捉えることもできる。
また、11月1日終値時点でPERは56.59倍となっており、業種平均および過去の株価と比べて割高感がある。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。