テンプＨＤが上昇加速、ＳＭＢＣ日興が投資評価「１」継続で再増額も示唆

　テンプホールディングス<2181.T>が上昇加速、マドを開けて大幅高に買われ３連騰となり２５日移動平均線を一気に上回ってきた。

　企業の求人需要はＩＴ分野などを中心に旺盛で、人材派遣会社の収益環境は追い風が強い。そのなか、同社の１７年３月期最終利益は従来予想の１９０億円から２０１億円（前期比１５．８％増）に上方修正しており、好業績を改めて評価する買いが続いている。時流を反映して求人広告も紙媒体からネット中心に切り替え、コスト面の低減効果も利益を押し上げている。

　ＳＭＢＣ日興証券では１０日付で同社株の投資評価を最上位の「１」継続（目標株価２４００円）でフォローしている。第１四半期の好調な売上高を踏まえれば（下期も好調が予想されることで）今回の上方修正をさらに上回る可能性があることも指摘している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）