サンテック、今期営業を一転赤字に下方修正

　サンテック <1960> [東証Ｓ] が11月7日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結営業損益は13.1億円の赤字(前年同期は1.3億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1億円の黒字→2億円の赤字(前期は2.2億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結営業損益は11.1億円の黒字(前年同期は0.9億円の赤字)に浮上する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結営業損益は7.2億円の赤字(前年同期は0.8億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の0.8％→-9.3％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．連結業績予想の修正理由　当社グループは、第13次中期経営計画に基づき取り組んでまいりましたが、資材調達の価格高騰もあり当第２四半期連結累計期間において、原価改善面で計画比未達を余儀なくされました。　通期の見通しにつきましては、当第２四半期連結業績及び手持ち工事の進捗見込みから売上高は420億円にとどまる見込みです。　利益面では、売上総利益率の改善を見込むも固定費を回収できず営業損失２億円が見込まれ、円安に伴う為替の影響により営業外損益が改善し経常利益８億円が見込まれるものの税金費用が増加するため、親会社株主に帰属する当期純利益５億円が見込まれることから通期連結業績予想を修正しております。２．個別業績予想の修正理由　通期の見通しにつきましては、当第２四半期業績及び手持ち工事の進捗見込みから売上高は260億円にとどまる見込みです。　利益面では、売上総利益率の改善の見込みにより赤字幅が縮小し営業損失４億円が見込まれ、円安に伴う為替の影響により営業外損益が改善し経常利益４億円、当期純利益２億円が見込まれることから通期業績予想を修正しております。（注）上記予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報を前提としております。実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。