中国電力が７連騰、１８２５万株を上限とする自社株買いを発表◇

　中国電力<9504.T>が７連騰。２９日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。上限を１８２５万株（発行済み株数の５．０３％）、または２８０億円としており、自己株式立会外買付取引（ＴｏＳＴＮｅＴ－３）を含む市場買付けで取得するという。取得期間は１２月１日から１２月２２日で、資本効率の向上を図るとともに、機動的な資本政策を実施するためとしている。

　また同時に、１７年３月期の単独業績予想について、純利益を１００億円から１５０億円（前期比２８．７％減）へ上方修正した。持ち分法適用関連会社である中電工<1941.T>が２９日発表した自社株の公開買い付けに応募するのに伴い、２５０万株（中電工の発行済み株式総数に対する割合３．８４％）の売却益４６億円を関係会社株式売却益として特別利益に計上するためという。なお、売上高１兆１１４０億円（同３．２％減）、営業利益２７０億円（同３１．９％減）の従来予想を据え置いているほか、連結業績への影響は軽微としている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）