大成建は反落、屋上設置型の高性能振子式大型制振装置開発も反応薄

　大成建設<1801.T>は反落。同社は２４日、三菱重工業<7011.T>傘下の三菱重工メカトロシステムズと共同で、長周期地震動による超高層建物の揺れを効果的に低減させることができる屋上設置型の高性能振子式大型制振装置「Ｔ－Ｍダンパー」を開発したことを発表したが株価は反応薄。

　この装置は、従来超高層建物の風揺れ対策用として使用されている多段振子式装置を、地震の揺れ対策用に改良したもの。設置した錘の動く範囲を従来より大幅に広げて約４メートルとし、また設置するオイルダンパー数も増やすことで、地震エネルギーの吸収量を増大させ、地震による大きな揺れを効果的に低減することができるなど、従来装置に比べ制振性能を大幅に向上させている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）