ビーアールHD（1726）市場混乱期だからこそ強気相場を演じる銘柄の押し目買いが有効◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

市場混乱期だからこそ強気相場を演じる銘柄の押し目買いが有効

【事業内容】
　PC（プレストレスとコンクリート）工事を手がける大手企業で、橋梁工事を中心に高速道路や鉄道、建築構造物などが事業領域。本社広島のある中国、関西を地盤にM&Aを駆使して全国展開を図る。学術連携で京都大学をはじめとする国立大学との共同研究なども積極的に行っている。

【業績面】
　業績面においては8/6に第1Q決算を発表、売上高は39.1％増収、営業利益は5.1倍に急拡大し、豊富な受注残を背景に業績は拡大傾向が続く。とくに足元における受注高は前期比266.1％増と大きく積み上げており、新型コロナウイルス影響で工事進捗の遅れ分に関しても今後は取り戻しながら本格稼働が期待される。

【株価動向】
　株価は3/19に安値361円をつける場面もあったが、相対的に底堅い動きから直ちにコロナショック以前の水準を回復して500円付近の値を固めた。5月の前期本決算発表を機に上放れの動きとなり、それ以降は堅調な足取りから上昇トレンドを形成。上記1Q決算の前に野村アセットマネジメント、さらに足元で三井住友DSアセットマネジメントが大量保有を報告しており、機関投資家主導で強気の相場展開が続くとみられる。