フィットが急反落、第３四半期営業利益は５割近い減益で着地

　フィット<1436.T>が急反落。９日の取引終了後に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）単独決算が、売上高４０億４６００万円（前年同期比１２．８％減）、営業利益３億７９００万円（同４８．０％減）、純利益１億６３００万円（同６５．１％減）と大幅減益となったことが嫌気されている。

　前期に発生した会計処理に関する問題の影響が第１四半期に残り、売上高が減少したことに加えて、エナジー事業で営業や内部管理体制強化のための人員増や、電力小売り事業および小型風力発電施設販売事業の立ち上げに伴う人件費の増加などがあったことが利益を押し下げた。また、住宅事業でも四国エリア外への展開強化による人件費増などがあり、大幅減益を余儀なくされたという。

　なお、１７年４月期（決算期変更に伴い１３カ月）業績予想は、売上高７５億円（前期比１．８％増）、営業利益は１１億１６００万円（同３．０％増）、純利益６億３５００万円（同１．２％減）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）