ショーボンドが大幅反発、受注採算の改善などで１５年６月期業績と配当予想を上方修正

　ショーボンドホールディングス<1414.T>が大幅反発。１１日の取引終了後、１５年６月期の連結業績見通しについて、売上高は従来予想の５１３億円（前期比３．４％増）を据え置きつつ、営業利益を従来予想の８５億円から８９億円（同１８．１％増）へ、純利益を同５５億円から５７億円（同１３．８％増）へ上方修正したことが好感されている。受注採算の改善や原価管理の徹底、生産性向上などで粗利益率の改善が見込まれることが要因。また、従来４５円を予定していた期末配当について、特別配当を２円から４円に増額して計４７円とし、年間配当を７２円（従来計画７０円、前期６４円）にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。
　同時に発表した第３四半期累計（７～３月）決算は、売上高４１１億９５００万円（前年同期比４．０％増）、営業利益８３億９２００万円（同２８．０％増）、純利益５３億５３００万円（同２１．０％増）だった。国からの受注は減少したものの、東京都やＮＥＸＣＯなど高速道路会社からの受注が比較的堅調だったほか、期首からの繰越工事の施工が順調に進んだことが業績を牽引した。

ショーボンドの株価は９時２９分現在５４８０円（△２００円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）