失望の雇用統計で日本株はどう動くか?
5月の米国雇用者数は、市場予想を12万人も下回る+3.8万人増に止まりました。2010年10月以降に増加トレンドに転じて以来、最小の増加数となり、誰も予想できなかった数字と思われます。合わせて3月、4月の速報値についても合計▼59,000人の下方修正となりました。長期に雇用は、景気や株価を反映するものと思われます。このところの数値は減少傾向が鮮明で、昨年10月につけた+29.5万人というピークから下落トレンドにあるように見えます。来月に一度復活したとしても、翌月にマイナス入りなどショッキングな数値が出れば、現在想定外であろうリセッション入りの可能性も考えていかなければなりません。
現在は長期的にドル高の巻き戻しが起こっている最中と思います。ようするに、米国経済は良くなっていくかと思われてドル高が進んでいたわけですが、ここのところの雇用統計を見てもわかるように、思うように景気がよくなっておらず、最悪、現在、誰も考えていないリセッション入りの可能性も出てきたところだと思います。そうすると米国の利上げはどんどん後ろ倒しになりますが、その過程でドル安が起こり、これは円高に繋がります。さらに追加金融緩和も米国の圧力でやりにくい状況になっており、日経平均の中長期的な目線は緩やかな円高に伴う下落方向になっていくと思われるところです。
現在は長期的にドル高の巻き戻しが起こっている最中と思います。ようするに、米国経済は良くなっていくかと思われてドル高が進んでいたわけですが、ここのところの雇用統計を見てもわかるように、思うように景気がよくなっておらず、最悪、現在、誰も考えていないリセッション入りの可能性も出てきたところだと思います。そうすると米国の利上げはどんどん後ろ倒しになりますが、その過程でドル安が起こり、これは円高に繋がります。さらに追加金融緩和も米国の圧力でやりにくい状況になっており、日経平均の中長期的な目線は緩やかな円高に伴う下落方向になっていくと思われるところです。